ビットコインのハッシュプライスが過去最低を記録、ネットワークハッシュレートは減少の初期兆候

ビットコインのハッシュプライスは、ビットコイン価格の下落と依然として高いネットワーク難易度の影響を受け、ペタハッシュ毎秒あたり$35 未満という過去最低値を更新しました。

この記事は、暗号通貨マイニング業界向けの業界誌Theminermagからのもので、機関投資家向けビットコインマイニング企業の最新ニュースと調査に焦点を当てています。

BTCは土曜日時点で約83,000ドルで取引されており、先月の過去最高値から30%以上下落しています。この下落によって年初来の利益はすべて失われ、マイニングの経済性はさらに赤字に追い込まれています。この不況は、今月初めに記録された過去最高のハッシュレートおよび難易度レベルに加わって、マイナーがハッシュレート単位あたりに生産できるビットコイン量をさらに減少させています。

しかし、マイナーが縮小を始めている初期の兆候も見られます。ビットコインの7日間移動平均ハッシュレートは、11月中旬の約1.124ゼタハッシュ毎秒(ZH/s)からおよそ1.06ZH/sに低下しており、マージンが圧迫される中で一部のオペレーターがハードウェアの電源をすでに切っている可能性を示唆しています。

現在のブロック生成ペースでは、ネットワークは約4日後に約2%の難易度調整（低下）に向かっています。今後数日間でハッシュレートがさらに低下すれば、調整幅はさらに拡大する可能性があります。

今回のマイニング収益性の縮小は、数カ月にわたる低い取引手数料収入と、昨年以降の半減期後の急速なハッシュレート展開拡大に続くものであり、オペレーターはハッシュプライスの市場主導の変動により一層さらされる状況となっています。

元記事はこちらからご覧いただけます。