多くの仮想通貨仲間はこの怪しいサイクルに遭遇したことがある：市場の判断に問題はなく、選んだコインもよく陽線を引くのに、なぜか口座はずっと同じ場所にとどまっている。

私は最近、ある友人に会った。彼の口座は1.5万USDTのまま半年以上動かない。彼の技術的な基礎は決して弱くなく、トレンドも理解できているし、目線も悪くないが、問題は実行にあった——上昇が5%あるたびに慌てて利確し、結果的に主升浪を指の間から逃してしまうこと。時には逆張りをして損失を出し、痛みを感じて慌てて損切りすることもある。こうした繰り返しで、心のバランスが崩れてしまった。

私は彼にストレートに質問した：「これは確率に賭けているのか、それとも本気で取引を通じて価値を増やしたいのか？」

彼は苦笑いしながら、「安定してコツコツやりたい。欲張りたくない」と答えた。

私は彼に正直に伝えた：「取引の本質は、上昇・下落の方向を当てることではなく、リズムを使って利益のペースをコントロールすることだ。」

**実は方法はとてもシンプルで、私がずっと使っているのはこの五つの原則だけだ。全て現物取引だけを行い、絶対にレバレッジのある契約には手を出さない：**

**第一歩：トレンドが本当に確認できてから動く**

レンジ相場の中で無闇に打ち込まないこと。大きな周期（日足、週足）で上昇トレンドが明確なコインを選ぶ——例えばEMA20がEMA60の上にあるようなシグナル。1時間足のノイズは無視して良い。

**第二歩：最初のポジションは常に軽く**

1.5万Uの口座なら、最初の投資は約3000U、つまり資金の20%。こうすれば、損失しても元気を失わず、利益が出たときには追加投資の自信になる。

**第三歩：浮いている利益のシグナルを使って追加投資**

最初のポジションで30%の利益が出たら、その浮いている利益を使って二回目の追加を行う。ただし、絶対に口座がマイナスのときに追加しない。この原則により、後の調整があっても元本は安全に保てる。

**第四歩：損切りは頭に叩き込む**

重要なサポートラインを3%下回ったら即座に損切り。幻想を抱かないこと。単一の取引での損失も上限を設け、総資金の2%を超えないようにする。

**第五歩：利益は段階的に出す**

最後まで持ち続けて利益を全部取ろうとしない。利益が出たら、3回またはそれ以上に分けて少しずつ決済していく。

この方法は一見平凡に見えるが、その「平凡さ」が口座の不安を取り除き、安定的な成長へと導く。重要なのは、予測の正確さではなく、一つ一つの行動における規律性だ。