この波のETHの調整は、要するに市場が「好材料」を噛み砕いては吐き出しているだけだ。

今朝の相場観察の時に心臓が一瞬跳ねた——一昨日のETHはまだ3450付近で揺れていたのに、今日はあっさり3200を割り込み、最低3194にまで触れた。このような上昇後の急落の動きは、予想していたレンジ相場よりもはるかに激しい。根源はやはり米連邦準備制度理事会の深夜の一幕に遡る：0.25%の利下げ自体は問題ないが、パウエル議長の一言「今後の利下げペースは緩やかになるだろう」が、まるで氷水を浴びせられたように資金の入場意欲を直ちに冷ましちゃった。

先週の相場を振り返ると、さらに皮肉だ。11日に利下げのニュースが出たその日、ETHは3324から直線的に3667まで急騰し、24時間でほぼ8%の上昇を見せた。当時はあらゆる売買シグナルが飛び交っていた。しかし今振り返ると、その上昇は完全に「誘い込み局面」だったとわかる——オンチェーンのデータによると、昨日3500上方で追い高したコントラクトのロングポジションは、今朝爆破した資金だけで6000万ドルを超えていた。要するに、すでに事前に市場の期待は消化されており、実際に結果が出ると、それはむしろ利益確定の逃げ場のサインとなった。

テクニカル面も今は楽観できない。ETHは現在、3150-3200の壁に挟まれ、RSIは47まで下落し、KDJ指標も下向きに反転、短期的な売り圧力はまだ完全に解消されていない。このような状況では