PNC銀行、米国の大手銀行として初めて自社プラットフォーム内でビットコインを提供

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出典:PortaldoBitcoin 原題:PNC Bankが米国初の大手銀行として自社プラットフォーム内でビットコイン提供開始 原文リンク:

PNC Bankは、アメリカ合衆国で初めて自社のデジタルプラットフォーム内でビットコインの直接取引サービスを提供する大手銀行となりました。これは、従来の金融システムと暗号資産市場の距離を縮める歴史的な一歩と見なされています。

この新サービスは月曜日にローンチされ、当初はPNCプライベートバンクの適格顧客向けに提供されます。暗号資産プラットフォームと提携し、カストディ、トレード執行、規制遵守のインフラ全体を「Crypto-as-a-Service」ソリューションとして提供します。

この統合により、高額資産を持つ顧客は、既存の口座を通じてビットコインの購入・売却・保有が可能となり、取引所で新たなアカウントを開設したり外部プラットフォームを利用する必要がありません。PNCの幹部によると、世界で最も取引されているデジタル資産へのシンプルかつ安全なアクセスを提供し、この層の顧客による資産分散ニーズの高まりに対応することが目的とされています。

同行の会長兼CEOであるウィリアム・S・デムチャック氏は、この進展について「お客様の財務計画に合った安全かつ統合的なソリューションへの需要に応えるものだ」と述べました。

PNCと提携プラットフォームの連携は2021年から構築されており、今年7月に正式なパートナーシップとして締結され、今回の初期フェーズの提供に至りました。プラットフォームのCEOは、PNCが米国初の大手銀行としてこの種のサービスをネイティブに提供することを強調し、今回の発表を祝いました。

また、プラットフォームの機関担当者は「従来型金融機関がブロックチェーンネイティブ企業と協業することで、規制に準拠しつつ安全にデジタル資産へのアクセスを拡大できることを示した」と強調しています。

この動きは双方にとって重要な意味を持ちます。PNCにとっては、急速に進化し洗練された投資家を引きつける市場への構造的な参入を意味します。一方、提携プラットフォームにとっては米国銀行システム内での存在感拡大となり、大手機関向けインフラ提供戦略を強化するものです。

PNCプライベートバンクは全米100以上のオフィスで高額資産顧客にサービスを提供しており、今後段階的に本機能の提供範囲を拡大する予定です。ビットコインの銀行内提供が、富裕層投資家の間で高まる暗号資産への需要を背景に、他の大手米銀行にも同様のモデル採用を促すきっかけになると期待されています。

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