暗号市場の極端な相場、本当に人を崩壊の縁まで追い込むことがある。

自分が見た中で最も過酷だったのは、LUNAの大惨事だ。

友人は当時1万枚のLUNAを保有していて、前夜の時点で口座には100万USDTがあった。寝る前に一度確認したら、30%下落していて、「70万USDTならまだ耐えられる」と思った。彼は自分に言い聞かせた。「USTは少しだけペッグを外しただけ、チームがきっと安定させてくれる」と。そのまま眠った。

翌朝目を覚ますと、口座残高は1万USDT。

完全に呆然とした。99%の下落、さすがにこれが底だろう？と自分に言い聞かせた。「今は1USDTだが、10USDTまで反発すれば元に戻る」と。そして残りの20万USDTを全額突っ込んで、さらに20万枚のLUNAを買った。

その夜は一睡もできなかった。画面に張り付き、価格が1ドルから0.1ドル、さらに0.0001ドル、最後は0.000001ドルまで落ちていくのを見ていた……取引所はLUNAの取扱いを停止した。

3日間で、120万USDTが朝食も買えない数字に変わった。彼は1週間ベッドから起き上がれなかった。

これがこの市場の最も残酷なところ——

取引停止がない。一晩寝ただけで、資産がゼロになっているかもしれない。
サーキットブレーカーもない。1日で78%暴落？普通のことだ。
参入障壁が異常に低い。アプリをダウンロードするだけで参入でき、カモはいつまでも尽きない。
レバレッジがそこら中にある。10倍、20倍も簡単に使え、年間で少なくとも15回は1日で20%以上の変動、数本のローソク足でロスカットされる。
草コインは底なし沼。100倍上がることもあるが、消えるほうがはるかに多い。

さらに厄介なのは、こうした災厄が群れをなしてやってくること。2025年第1四半期だけでも、3つの人気プロジェクトが連続で暴落し、何十万人もの資産が一瞬で消え、レバレッジの連鎖清算で息つく暇もなかった。

率直に言う：レバレッジはできるだけ触るな。ゴミコインは避けられるなら避けろ。

2025年の仮想通貨の極端なボラティリティはすでに18.6%まで跳ね上がっている。多くの人は方向を間違えたのではなく、反発の瞬間まで耐えきれず退場している。

この市場では、生き残ることが稼ぐことよりも大切だ。元本さえ残っていれば、チャンスも残る。

相場を乗り越えられる人だけが、利益を語る資格がある。他人が恐怖しているときに動ける人こそ、最後の勝者だ。

あなたは準備できていますか？