暗号資産業界で一番つらい瞬間は、相場が半減した時でも、先物取引でロスカットされた時でもありません——やっと稼いだお金が、システムに引っかかって出金できない時です。

少し前、友人が深夜に連絡してきて、声も変わっていました。彼は30万USDTをOTCで銀行口座に出金した直後、システムに「窓口外取引一時停止」と表示され、アカウントが即座に凍結されたと言いました。

お金自体は失っていませんが、宙ぶらりんの状態です。数字は見えても、元本に触れないあのもどかしさ、わかりますよね。

さらに辛いのは、彼自身の操作に問題はなく、正規ルートで取引していたのに、上流の資金経路が汚染されていたことです。最近、一部の不正分子があなたを「マネーロンダリングの終点」として利用し、警察が資金の流れを追うと、あなたの口座が最初の封鎖ラインになるのです。

でも、みなさん焦らないでください——90%の案件は解決できます。

積極的に捜査に協力し、取引記録やチャット証拠、送金証明などを提出すれば、警察が資金の出所を確認した後、口座は解除されます。ただし、このプロセスが厄介で、早ければ数週間、長ければ数ヶ月かかり、どんなにメンタルが強くても疲弊します。

この件の後、私はこれまでの出金トラブル回避の経験を全て彼に伝えました。

正直に言うと、暗号資産市場で稼ぐことも大事ですが、利益を安全に引き出すことのほうがもっと大切です。

今、私はどうしているか？率直に言って、コインで利益を出すのは腕前ですが、そのお金を自分の手元に残すことが本当の実力です。

私はOTC専用の銀行口座を持っています。フードデリバリーや公共料金の支払い、家族や友人との送金には一切使いません——用途を完全に分けて、口座の履歴をサンプルのようにクリーンにしています。

OTCは、長期的に付き合いがあり、評判が確認できる業者としか取引しません。数パーセントの差益のために、見ず知らずのアカウントとは絶対にやりません。

大口の出金は一度に行わず、小分けして分批で出金し、入金後も2日ほど口座で寝かせてから動かすようにしています。

これは慎重すぎるのではなく、何十万も稼いだのに、最後の出金で全て凍結され、泣くに泣けない人を何人も見てきたからです。

皆さん、覚えておいてください：

稼ぐだけではミッションの半分しか終わっていません。無事に出金して初めて、本当に勝ったことになります。

この市場は、技術だけでなく、成熟度も試されます。

稼げる人はたくさんいますが、利益を守り、確実にお金を手にできる人こそ、本当の上級者です。