4月18日午前2時半、私はスマホの画面をじっと見つめて呆然としていた――口座残高が1000USDTから15230USDTに増えていた、この数字が現実すぎて逆に信じられなかった。

3月初旬には2000USDT損してベランダでタバコをふかしていた。それは本来、息子の囲碁教室のために貯めていたお金だった。まさか2ヶ月後には損失を取り戻すどころか、1万USDT以上も純利益が出るとは思わなかった。

特別なテクニックがあるわけじゃなく、「無理せず稼ぐ」ポジション管理法を自分なりに編み出しただけだ。毎日シグナルを叫んでいる配信者よりよっぽど堅実だと思う。

これを「三段階ポジション法」と呼んでいる。実際、私はこれで生き残った。

3月6日に試しにやってみた。当時イーサリアムは1720ドル近辺まで下がっていて、200USDTだけでポジションを建てた。数日は相場が怪しく、昼間に2%上がっても夜には必ず落ちてきた。だから小さいロットで揺れに乗っていただけ。3日目の朝に急落して3%下がり、すぐ損切りで撤退。損失は12USDT、朝食代にもならない。

これが最初のステップだ：20%の試し玉でエントリー、方向が違えばすぐ撤退。その時、友人から全力で底値買いを勧められたが、聞かなくて良かった。

そこから1週間待った。3月13日にイーサが1850ドルで安定し、MACDもゴールデンクロスのサインが出たので、300USDTを追加。これが第2ステップ：30%の流動ポジションでトレンドに乗り、上がったらすぐ利確。実際5%上がったところで反落したので、すぐ利食いして45USDTの利益。夜に妻にWeChatでお小遣いを送ったら、何か悪いことしたのかと聞かれた。

本当の利益はこの後だ。2回連続で小さく勝って自信がつき、3月28日にイーサが1900ドルを突破した時、残りの500USDTを全額投入した。運良く大上昇波に当たった。4月18日に2100ドルの目標値に達した時、すぐに全部利確。口座残高が1.5万USDTを超えた瞬間は手が震えた。これが第3ステップ：50%の大口で主上昇波を狙う、でも欲張らずに利確する。

今は毎日朝晩10分ずつしか相場を見ない。取引も1日2回以下、方向が違えばアプリを閉じて犬の散歩に行く。

隣のワンさんは以前8万USDT負けていたが、3月中旬からこの手法を真似して40日で6.2万USDTを取り戻した。先週は一緒に酒を飲み、さらに資金を追加するつもりだと言っていた。

今でも全力で方向賭けしている人がいるなんて、あれはお金をプレゼントしているようなものだ。手元にコインがあってどう運用したらいいか分からない人、もしくは塩漬けで悩んでいる人は、今イーサが2000ドル以上で安定しているうちに動くべき。今の相場はまだ安定しているが、待っているとまた半年我慢しなきゃいけなくなるかもしれない。