#数字货币市场洞察 が最近注目しているのは、新しくローンチされたRWAプロジェクト「TRADOOR」だ。AI駆動型のトークン化プラットフォームらしく、12月3日に取引が始まったばかり。データを見ていくうちに、どうも違和感が拭えなかった。

まずはバリュエーションについて。このプロジェクトの資金調達額はわずか320万ドルなのに、ローンチ時のFDV（完全希薄化後時価総額）はいきなり8,548万ドル——その倍率はなんと26.5倍。どういうことかというと、アーリー投資家の含み益がとんでもないことになっていて、いつでも売り浴びせが起きかねない状況だ。さらに奇妙なのは、ローンチ初日に保有量がいきなり21.56%も急落していること。これは新規トークンでは非常に珍しい現象だ。普通、新規上場なら資金が流入するはずだが、これは明らかに誰かが事前に仕込みを終え、オープン直後から売り抜けている証拠だ。

テクニカル的にも厳しい。オープン時1.5ドルだったが、数時間で1.44ドルに下落し、今はEMA12とEMA26（それぞれ1.435ドルと1.440ドル）の間に張り付いている。反発力は見られない。資金調達率はプラス0.005だが、保有量の急落と組み合わせて考えると、メインプレイヤーがヘッジのために空売りしている可能性が高い——表向き多頭が手数料を支払っているが、実際は既に反転しているのだろう。

ファンダメンタルズも微妙。RWAセクターは今、多くのプロジェクトがひしめいているが、TRADOORは何で差別化するのか？ローンチから間もない上に、ユーザーデータもTVL（預かり資産）も実績がなく、流動性も単一取引所に偏っていてリスクが高すぎる。

もしトレードするなら、個人的には1.40ドル以下まで反発を待ってからショートを検討したい。損切りは1.55ドル、ターゲットはまず1.10ドル、より攻めるなら0.90ドルを狙いたい。こういう「上場直後に下落」パターンは、過去の勝率が実はかなり高く、だいたい75%くらいある。ただし、ショートにはリスクがあり、特に新規トークンはボラティリティが高いので、ポジションサイズの管理が重要だ。

$TRADOOR このケースは改めて教えてくれる。高FDV・低流通の新規プロジェクトで、初日からデータが異常なものは、基本的に罠だということを。