イギリスが暗号資産に「身分証明書」を発行、チャールズ国王が本気の署名

【クリプト界】イギリスのこの動きはなかなか強気だ——チャールズ国王がさっき「財産（デジタル資産等）法案」に署名し、仮想通貨を家や車と同じレベルの法的地位に引き上げた。

この法案では新たな分類が設けられ、ビットコインやイーサリアムなどのデジタル資産が個別にリストアップされ、従来の資産と同じ保護を受けられるようになる。今後は自分のコインが盗まれたら警察に届けて取り戻せるし、亡くなった場合も合法的に相続でき、所有権のトラブルにも法的根拠ができる。これまではずっとグレーゾーンで、多くの人が泣き寝入りしてきた。

イギリスでは現在、成人の約12%が仮想通貨を保有しているらしいが、この割合は決して低くない。政府がこういう対応を取るのは、明らかに先手を打とうとしているからだ。今や世界中がクリプトハブの地位を争っているし、法的枠組みを先に整えれば、後から金融機関やプロジェクトも自然と集まってくる。

正直、このやり方はかなり賢いと思う。一律禁止でもなく、放任でもなく、はっきりとした立場を与える。保有者にとっては間違いなく良い話で、少なくとも法の空白を気にしなくてよくなる。