次に広場で大多数の個人投資家が取る行動を予測します。

大多数の個人投資家は、今回が初めて本格的なブル・ベアの切り替えを経験しており、彼らの行動パターンは広場の感情や議論から一目瞭然です。

ブルからベアに転じる際の典型的な心理状態：現実の否認、リバウンドへの幻想、下がるほど買い増し。

相場が天井を打って下落し始めても、個人投資家はまだ儲けた余韻に浸っており、一般的に「これはただの調整だ」「ファンダメンタルズは変わっていない」「機関投資家が戻してくれる」と考えます。ディスカッション欄では「ホールド」「下がったら買い増し」と叫ばれています。

この時、個人投資家は通常3段階を踏みます：
第1段階、ナンピン買い増し。下落初期には狂ったように買い増し、レバレッジまでかけて、平均単価を下げることを信仰のように思い込みます。
第2段階、損切りせずに持ち続ける。重要なサポートを割り、含み益が含み損に変わっても、損切りを拒否し「売らなければ損ではない」と固執します。
第3段階、下落を外部要因のせいにする。FUD、大口の売り機関の撤退、マクロの風向き…何でも理由になります。唯一認めないのは、トレンドが既に変わったという事実です。

BTCが50%-70%下落し、アルトコインがゼロに近づき、流動性が枯渇してようやく個人投資家は絶望の中で「ブルマーケットは終わった」と悟ります。しかしその時にはすでに深く塩漬け状態で身動きが取れず、最悪の場合は底値で損切りすることもあります。

これからブル・ベアサイクルを一度も経験していない多くの新人投資家の大半は、このシナリオをたどる可能性が高いでしょう。時間が証明してくれます。