最近、TetherがバックアップしているL1チェーン「Stable」が、ついに自社トークン「STABLE」の仕組みを公開しました。

まず総発行量ですが、1000億枚で確定しており、追加発行はありません。面白いのは、このトークンがガス代に使われない点です。つまり、チェーン利用時に手数料として燃やされることはありません。

分配方法はかなり一般的で、10%が初期ローンチ用に割り当てられ、主に流動性プール、コミュニティの立ち上げ、一部の戦略的パートナーシップなどに使われます。最大の割合である40%はエコシステムの構築に充てられ、開発者への資金提供、市場形成者への補助金、パートナー企業の囲い込みなど、必要な部分はほぼ網羅されています。

チームへの割当割合については、発表では詳細が明かされていません。まだ詳細を詰めている段階か、あえて情報を一部だけ先に出して市場の反応を見ているのかもしれません。ただ、Tetherが表に立っている以上、今後の動きはかなり大きなものになると予想されます。