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カナダがQuadrigaCX共同創設者の100万ドル相当の資産を没収、「不明な資産出所命令」の重要な前例を樹立
カナダ・ブリティッシュコロンビア州最高裁判所は、QuadrigaCXの共同創設者であるマイケル・パトリンに関連する、総額約100万ドルの現金および金を没収し、州政府の所有とすることを承認しました。今回の措置は、同州の「不明由来財産命令」(Unexplained Wealth Order、UWO)枠組みにおいてこれまでで最大かつ最も影響力のある執行事例とみなされており、現地当局によるマネーロンダリングや出所不明資産への厳しい取り締まり姿勢を浮き彫りにしています。
『バンクーバー・サン』紙の報道によると、パトリン氏は没収命令に対して異議を申し立てなかったため、裁判所はこれまでに押収された資産の清算を円滑に承認しました。これらの資産には、45本の金の延べ棒、高級腕時計、宝石類、さらに25万ドルを超える現金が含まれています。CoinDeskが入手した裁判所の文書によれば、民事没収判決は2025年9月に正式に発効し、2024年3月に押収されたこれらの資産に対する完全な所有権がブリティッシュコロンビア州に与えられます。